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Soxai Ring 1.1のバッテリーは9ヶ月でどれくらい減ったのか【実測データ公開】

🐕腰イタスギルパパエンジニア
約7分
Soxai Ring 1.1のバッテリーは9ヶ月でどれくらい減ったのか【実測データ公開】

この記事でわかること:

  • Soxai Ring 1.1を約9ヶ月使った時点でのバッテリー持ちの実測値(2回計測)
  • カタログスペック(最大9日)と実際の差
  • 残量の減り方から見えた劣化の傾向と、100%表示のクセ
  • 睡眠計測メインの使い方なら実害があるのかどうか

TL;DR(3行まとめ)

  • 満充電から使い切るまでを2回計測したところ、42時間30分44時間31分。0%換算でどちらも約1.8日だった
  • 使い始めた頃は3日に1回の充電で回っていたので、体感どおりバッテリー持ちは半分から6割程度まで落ちている
  • さらに「最初の16時間は100%表示のまま」「残量が減るほど消費が加速する」というクセがあり、残量50%を切ったら充電というルールに変えた

きっかけは「充電の頻度、増えてない?」という違和感

Soxai Ring 1.1のレビュー記事を書いたときには、「3日に1回くらい充電しています」と書きました。実際、朝起きてアプリで残量を見て、少なくなっていたら充電器に置く、という運用で回っていました。

ところが最近、充電器に置く頻度が明らかに増えている気がする。2日に1回、下手をすると毎日置いている日もある。

「気がする」で終わらせるのは気持ちが悪いので、100%まで充電してから完全に切れるまで、残量の推移を記録してみました。1回では偶然の可能性もあるので、続けて2回計測しています。


1回目:42時間30分で98%消費

2026年7月21日の夜に満充電にして、そこからずっと着けっぱなしにした記録です。手洗いや入浴のタイミングも含めて外していません。

日時残量
7/21 22:30100%(ここから着けっぱなし)
7/23 8:0034%
7/23 9:0030%
7/23 15:0011%
7/23 17:002%

100%から2%まで、42時間30分でした。0%まで使い切ったと仮定して換算すると、約43時間=およそ1.8日です。

カタログスペックは最大9日間。それに対して実測は1.8日なので、スペックの約1/5という結果になりました。

区間ごとの消費ペースはこうなります。

区間経過時間残量変化1時間あたり
7/21 22:30 → 7/23 8:0033時間30分100% → 34%約1.97%
7/23 8:00 → 9:001時間34% → 30%4.0%
7/23 9:00 → 15:006時間30% → 11%約3.17%
7/23 15:00 → 17:002時間11% → 2%4.5%

全期間の平均は1時間あたり2.31%。残量が減るほど1時間あたりの消費が増えているのが分かります。前半33時間半は約1.97%/時だったのに、最後の2時間は4.5%/時。

「残り30%くらいから急に減る」という体感は前からあったのですが、数字でもそうなっていました。


2回目:44時間31分で99%消費(スクショあり)

1回目は途中の計測間隔が粗く、特に最初の33時間半がひとまとめになっていました。ここに何か隠れているかもしれないので、2回目は計測点を増やし、アプリのスクリーンショットも残しました。(スマホの充電の%も含まれてて見づらくてすみません)

7月23日の夜、1回目で切れたリングを充電してそのまま再開しています。

日時残量開始からの経過
7/23 20:35100%(ここから着けっぱなし)-
7/24 7:40100%11時間05分
7/24 12:31100%15時間56分
7/24 18:3683%22時間01分
7/25 8:3036%35時間55分
7/25 17:061%44時間31分

100%から1%まで44時間31分。0%換算で約44時間45分=およそ1.87日です。

1回目が約43時間、2回目が約44時間45分。2回とも1.8日前後で一致しました。1回だけなら「たまたま何かが動いていたのかも」で済ませられますが、2回続けて同じ数字が出たとなると、これが今のこのリングの実力ということになります。


発見:最初の16時間は100%のまま動かない

2回目で計測点を増やしたことで、1回目には見えていなかったことが出てきました。

開始から15時間56分後まで、残量は100%のままです。丸半日以上、表示が1%も動いていません。そこから急に落ち始めて、残りの28時間半で一気に0%まで到達しています。

区間ごとに見るとこうです。

区間経過時間残量変化1時間あたり
7/23 20:35 → 7/24 12:3115時間56分100% → 100%0%
7/24 12:31 → 18:366時間05分100% → 83%約2.79%
7/24 18:36 → 7/25 8:3013時間54分83% → 36%約3.38%
7/25 8:30 → 17:068時間36分36% → 1%約4.07%

全期間の平均は1時間あたり2.22%です。ただ、この平均値はあまり意味がありません。100%から動き出した後だけで計算すると、28時間35分で99%消費。つまり3.46%/時です。

そして1回目と同じく、減るほど加速しています。2.79 → 3.38 → 4.07。パターンまで一致しました。

つまりSoxai Ringの残量表示は、100%付近で長く粘り、動き出したら加速して落ちるという挙動になっています。バッテリーの電圧カーブから残量を推定している以上、%表示が実容量とリニアに対応していないのは珍しい話ではありません。ただ使う側としては、「まだ100%だから大丈夫」がまったく当てにならないということでもあります。

「昨日から100%のままだ、持ちが良くなったのか?」と一瞬思ったのですが、そのあと数時間で83%まで落ちたので、単に表示が動いていなかっただけでした。


使い始めた頃と比べてどうなのか

ここが一番書きたかったところなのですが、正直に言うと厳密な比較はできません

購入直後にこういう計測をしておけばよかったのですが、していませんでした。当時の記録として残っているのは「3日に1回くらい充電していた」という運用の記憶と、レビュー記事に書いた「実際に使っていると3〜4日が限界です」という一文だけです。

しかもその頃は日中に外して充電することもあったので、今回のような「完全に着けっぱなし」の条件とは揃っていません。

なので厳密な劣化率は出せないのですが、それでも運用ベースで3日持っていたものが1.8日になっているので、ざっくり半分から6割程度まで落ちているという見立てになります。

比較データを取っておかなかったのは反省点です。ガジェットを買ったら初日に一度、こういう基準値を取っておくべきでした。


なぜ減ったのか、考えられる要因

ここからは仮説です。分解して調べたわけではないので、あくまで推測として読んでください。

充放電サイクルによる劣化

リチウムイオン電池は充放電を繰り返すと容量が落ちていきます。3日に1回のペースで9ヶ月使ったとすると、単純計算で90回前後。満充電から使い切っているわけではないので実質的なサイクル数はもう少し少ないはずですが、それでも小さいバッテリーを積んだデバイスとしては相応の回数です。

夏場の高温

計測したのは7月です。リチウムイオン電池は高温に弱く、動作中の消費も増えます。指に着けている以上、体温と外気温の両方を受け続けている状態です。冬に同じ計測をしたら結果が変わる可能性は十分あります。

アプリ・ファームウェアの更新

レビュー記事にも書いたとおり、Soxaiのアプリは使っている間にかなり改善されています。機能が増えたり計測頻度が上がったりすれば、消費電力も増えるはずです。これは推測でしかありませんが、要因としては考えられます。

残量表示そのものの精度

2回目で分かった「最初の16時間は100%のまま」という挙動を見ると、残量%はかなり大雑把な推定値です。バッテリーが劣化すると電圧カーブが変わるので、推定のズレも大きくなります。後半で減りが加速して見えるのは、実際の消費が増えているのではなく推定がずれているだけ、という可能性もあります。

どれが主因かは切り分けられていません。ただ、どの要因であっても「経年で持ちが悪くなる」という結論自体は変わらないので、購入を検討している人にとっては前提として知っておいて損はないと思います。


睡眠計測メインなら実害はあるのか

私の使い方は睡眠計測にほぼ特化しています。日中の心拍や歩数はほとんど見ていません。

その前提で考えると、必要なのは「夜の7〜8時間を確実に計測できること」だけです。

問題は、1晩あたりの消費が残量によって変わることです。

  • 全期間の平均(2.22〜2.31%/時)で計算すると、8時間で約18%
  • ところが残量が低いゾーン(約4%/時)だと、8時間で約33%

実際、2回目の計測では36%だったものが8時間36分後には1%になっていました。つまり寝る前に36%あっても、朝までギリギリ持つかどうかというレベルです。

最初はこの記事を書きながら「40%を切ったら充電」というルールにしようとしていたのですが、このデータを見て考え直しました。40%では余裕がなさすぎます。

今のルールはこうです。

  • 朝、残量を確認する(これは前からやっている)
  • 50%を切っていたらその日のうちに充電する
  • 充電するタイミングは風呂の前に固定する
  • 100%表示が続いていても信用しない(16時間動かないことがあるため)

充電自体は1〜2時間でフルになるので、風呂に入っている間や、子どもを寝かしつけている間に充電器に置いておけば間に合います。1.8日しか持たなくても、運用でカバーできる範囲です。

逆に、ルールがないと普通に失敗します。育児中は「風呂の間に充電しよう」と思っていても、そのまま寝落ちすることがある。2日連続で忘れると夜中に切れて、その日の睡眠データが途中で欠損します

「なんとなく少なくなったら充電」から「50%を下回ったら充電」に変えただけですが、判断に迷わなくなりました。基準値を決めておくと動きやすいのは、腰痛スコアの記録と同じだなと思っています。


これから買う人が知っておくといいこと

カタログの最大値は理論値として見る

Soxai Ring 1.1は最大9日、Soxai Ring 2は最大14日となっています。私の実測では1.1が新品時で3日程度、9ヶ月後で1.8日。単純比例で考えるなら、2でも新品時4〜5日、1年後で3日弱くらいを想定しておくのが現実的な気がします。

もちろん2は独自センサーを積んでいて省電力設計も違う可能性があるので、そのまま当てはまる保証はありません。ただ「カタログ値の1/3〜1/5で見積もる」くらいの心構えでいると、がっかりせずに済みます。

バッテリーは減る前提で選ぶ

スマートリングは構造上バッテリー交換ができません。使い続ければ確実に持ちが悪くなり、いずれ実用に耐えなくなる日が来ます。買い切り型で月額料金がかからないのはSoxai Ringの大きな利点ですが、**「本体寿命 = バッテリー寿命」**という前提でコストを考えたほうがいいと思っています。

35,980円を3年使えば月あたり約1,000円。5年使えれば月600円。この計算が成り立つかどうかは、バッテリーがどこまで持つかにかかっています。

買ったらすぐ基準値を取る

これは自分への反省を込めて。満充電から使い切るまでの時間を一度測っておくだけで、後から劣化を語れるようになります。所要時間はほぼゼロ(記録するだけ)なので、新品のうちにやっておく価値は高いです。

そのときは計測点を細かく取ることをおすすめします。1回目は間隔が粗すぎて、100%が長く続くという一番面白い挙動を見逃していました。


まとめ

Soxai Ring 1.1を約9ヶ月使った時点でのバッテリー実測、2回分です。

1回目2回目
計測期間7/21 22:30 → 7/23 17:007/23 20:35 → 7/25 17:06
経過時間42時間30分44時間31分
残量変化100% → 2%100% → 1%
平均消費2.31%/時2.22%/時
0%換算約43時間(1.8日)約44時間45分(1.87日)
  • カタログスペック(最大9日)に対して約1/5
  • 使い始めの頃の運用(3日に1回充電)と比べると半分〜6割程度
  • 最初の約16時間は100%表示のまま動かない
  • 残量が減るほど消費が加速し、低残量帯では約4%/時。36%から1%まで8時間半しか持たなかった

「充電の頻度が増えた気がする」という感覚は、測ってみたら実際にそうでした。ただ、睡眠計測メインという使い方なら50%を切ったら充電するというルールを決めるだけで運用は回ります

バッテリーが減ること自体は避けられないので、それをどう運用でカバーするかのほうが実用上は大事だと感じています。

また計測をして、記事にしたいと思います。


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最終更新: 2026年7月

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腰イタスギルパパエンジニア

30代デスクワークエンジニア、育児パパ。腰痛改善をきっかけに睡眠・トレーニング・デスク環境などデータドリブンで健康最適化中。グラニフの「ナガスギルイヌ」Tシャツコレクター。